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英国四大名窯
1. ウェッジウッド(Wedgwood)
- 創業:1759年、ジョサイア・ウェッジウッドによって創設
- 特徴:
- ジャスパーウェア(Jasperware):青地に白いカメオ装飾を施したストーンウェアが有名
- クイーンズウェア(Queen's Ware):白い陶器で、ジョージ3世の王妃シャーロットに認められた
- 高品質なボーンチャイナも生産
- 影響:産業革命期に陶磁器の大量生産を可能にし、欧州陶磁器市場に大きな影響を与えた
2. ロイヤル・ドルトン(Royal Doulton)
- 創業:1815年、ジョン・ドルトンによって創設
- 特徴:
- ボーンチャイナの優れた技術
- **フィギュリン(人形)**やテーブルウェアが人気
- **ロイヤルワラント(英国王室御用達)**を受けた高級陶磁器
- 影響:19世紀には芸術的な陶器を生産し、20世紀にはフィギュリンのコレクター文化を生んだ
3. ミントン(Minton)
- 創業:1793年、トーマス・ミントンによって創設
- 特徴:
- パリアン・ウェア(Parian Ware):大理石のような質感の陶磁器
- セーヴルやマイセンの影響を受けた装飾陶器
- ビクトリア様式の華やかなデザイン
- 影響:19世紀にはフランスの陶磁器と肩を並べる高級ブランドとして確立
4. スポード(Spode)
- 創業:1770年、ジョサイア・スポードによって創設
- 特徴:
- ボーンチャイナの開発(最初期の商業化)
- ブルーイタリアン(Blue Italian):青色の転写プリントを用いた陶磁器が代表作
- 精密な装飾と耐久性のある製品
- 影響:ボーンチャイナを世界的に広め、英国陶磁器の品質を確立